Wonderland
青柳ひづる〜舞と踊りと旅と〜

祭りのあと                 

子どもたちの発表会が終わった4月、・・・と

その流れで出ることになった里の市。

4月から里の市までは本当にあっという間でした。

踊りも新しく創ったり、子どもたちに覚えてもらったり・・・

やることもりもり。

 

で、終わった今、クラスのことを考えています。

 

なにか、ものすごくはっきりと目指すべきもの、を

いえるようなクラスではありません。

いや、ないわけではないのだけれど・・・・・・

ないというより、逆にこだわりは多分ある方で・・・

でも、なんともいえないもので・・・

それに私自身がまだその道の最中なのです。

ずっとずっと最中なのです。

 

そして積み重ねていく・・・・・というクラスでも

ある意味・・・ない・・・

いや、積み重ねていかないわけではないのだけど・・・・・

積み重ねつつ、同時に壊していくような・・・

どちらもないと成り立たないような・・・気がします。

 

積み重ねていくにしても、順を追って、

順番に積み重ねていくことはできないような気がします。

 

 

・・・と、言葉にするととてもややこしい感じになってしまいますが、

とても楽しくやっています(笑)。

 

 

だから、クラスをはじめる前はこういうことを

クラスという時間をかけた場でやってみたいけど、

成り立たないだろうな、と思っていました。

 

クラスをはじめることになった時は、

ワークショップでやってきた延長のようなことができれば、

と思っていました。

 

・・・・・・・でも、クラスを実際にはじめてみると、

来てくれている子どもたちと実際に出会ってみると・・・

いろいろと違うものだな、と思うことがたくさんありました。

 

踊りを引き受ける「身」として、

必要なことは・・・ある、と

自分が踊っていても、

そしてボスなどを見ていても感じます。

 

それで、ああかな、こうかな、と試行錯誤しながらやっていますが、

ふと時間ができ、クラスのことを考えていたら

あ、ちょっと違う方へ、ズレていたかな、と気付くこともあったり、

逆にクラスという意識が変な捉われになっていたり、して・・・

ちょっとしたことなのですが。

 

そんなことに気付かせてもらえるのもクラスがあり、

そして子どもたちがとても素直な反応をしてくれるからで、

有難いな〜と思います。

 

 

発表の機会というのは、発表が大事と思うかもしれないけど(大事だけど)

それまでの時間とか、終わった後とかになにか大切なものがあるよ、

・・・と、発表の後、子どもたちに伝えようかな、と思っていました。

でも、子どもたちを前にその言葉は出ませんでした。

多分、そんなこと子どもたちはわかってはいないけれど、

ものすごくわかっているのではないか、・・・と思います。

だからわざわざ言葉で言う必要がなかったのかな、と。

 

 

そう、・・・そして発表のあとになにか・・・・・

多分大事なもの・・・を考えさせられたのは私の方だったのでした。

 

 

さて、そんな時を経て、夏は久々にワークショップをします!

親子のためのワークショップと、様々な人と踊るワークショップ。

詳細はこちらで。→「ひとつぶの種・星のたね」

 

 

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発表会、終わりました。                 
ダンスクラス「星のたね」、ワークショップ「ひとつぶの種」
合同発表会が無事、終わりました。
関わって下さった方々、見に来て下さった方々、
本当にありがとうございました。

参加者全員で
本番を迎えることが出来たこと、舞台に立てたこと、
本当によかったです。

子どもたちはいきいきと踊り、
ちいさな光を灯してくれました。


ワークショッププロジェクト「ひとつぶの種」は2012年の夏に始めました。
子どもたちと踊りを通して関わること、は
その前からずっとずっとやりたかったことだったのですが、
いろいろな時を経ないと実現出来ず、やっとその年にスタートできました。
子ども・親子を対象に、いろいろな土地でやらせて頂いてきましたが、
地味に踊っているような私が本当に個人的に始めたワークショップ・・・
はじめは本当に全然参加者が集まらなかった・・・
それでもどうしてもどうしてもやりたいことだったので、
なんとか続けてきました。
このワークショップでは、身体を通しての出会いや表現の場としてはもちろん、
時には野外を歩き、立ち止り、耳をすませ、問いかけ、発見しながら、
自然や季節の移ろいと共に踊りの場を創ってきました。

多くの子どもたち、親子との一期一会の場は毎回とても有難く、
貴重な場でしたが、やっていく中で、ワークショップという形だけではなく、
もっとじっくり時間をかけた場も創れないだろうか
・・・と思うようになりました。
ちょうどそんな頃、有難いことにご縁に恵まれ、
踊り仲間のいとう由香さんが主宰されていたクラスを
引き継がせていただくことになりました。
それがダンスクラス「星のたね」です。

今回、そのダンスクラス「星のたね」と
「ひとつぶの種」ワークショップ参加者の中から有志メンバーが
共に稽古し、共に踊ることになりました。

参加メンバーは保育園の子、小学生、中学生。
そんな子どもたちが一緒に踊る場を創る。
とても楽しく、やりがいのある仕事でした。

結果、このような場を創れて本当によかった。
子どもたちは保育園児は保育園児で、
小学生は小学生で、中学生は中学生で、
それぞれの役割をちゃんと自然に担っていくし、
子どもたち同士の中でだからこそ、稽古の場をただ共にするだけでも、
自然に伝わり合うこと、学び合ってゆくもの、もあるのです。

年齢などによって分かれた場だけではなく、
こうやって年齢の違う子どもたちが共にある場、
というのもやっぱりいいなぁ。必要なんだなぁ。
と、改めて子どもたちから教えてもらいました。

また、親以外、先生以外、私以外、の大人とも接する機会にもなり、
そういうこともきっとなにかの経験になったのではないかな、と思います。


レギュラー的には難しくても、
期間限定でもなにかそういう場が創っていけたらいいな、
と思います。


発表会の様子などはこちらでご覧いただけます。
「ひとつぶの種・星のたね」

 
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3年目突入!                 
関わらせて頂いている、知的障害のある子どもたちの支援施設で
ダンスプログラムをさせてもらうようになって、この9月で丸2年。
はやいなぁ・・・。

実は私はダンスをやるためにここに関わったのではなくて、
もともとここのスタッフでした。

子供の時から周りに障害のある方々はいたので、
関わりがなかったわけではないけれど、
こんな風に関わるようになったきっかけは
縁あってエイブルアート・オンステージのお手伝いをしたことでした。
その後、たまたまケイさんのところでもそういうグループがあったり、
そういうワークショップを受けに行って、様々な障害のある友人が出来たり、
その友人たちが普段活動しているグループなどに遊びに行ったり。
でもそのうち、色々考えるところや思うところがあって
福祉の現場そのものにも関わるようになりました。

アートと福祉、みたいなところから入った私ですが、
だんだんとそれだけでなく、障害のある方々の普段の生活や福祉の現場を
色々と見ることになり、はじめて知ったこともたくさんあるし、
見えていなかったことも見えるようになりましたが、
逆にアートと福祉、みたいなことに対しても
色々と迷いや葛藤も生まれ、安易に出来なくなったりもしました。
考え過ぎて、一時はこういう活動から離れたこともありました。

どっちがいい、悪いではなくて、
ある距離感があるからこそ出来ることもあるのだと思います。
それは本当にそう思うのです。どちらが正しい、とかではなく、
その人の立ち位置だからこそ出来ることがあると思う。
(もちろん、最低限知ってほしいことはあるけれど・・・)

知らないから出来ること。出来ないこと。
知っているから出来ること。出来ないこと。
どちらにしても、大事なのは、その先・・・、なのかもしれない。

で、私はこういう関わり方を選んだのだし、
だからここからまた、より深めていきたいな、と思います。

まぁ、でもなんだかんだ言って好きなのです。
ごまかしがきかないし、自分自身のことも色々見える。
思ってもみないことが色々おきる。
感覚が実に多彩なのだということを教わる。
それがすごくおもしろい。

ダンスの時間にしても、すごくいい顔を見せてくれたり、
普段の活動では見られない思いがけない姿を見せてくれたり、
ずっと座っていた子が何かのタイミングでふっと動いてくれたり。
子供たちやスタッフの方々が場を作ってくれる。
やっぱりそういうのを見ると嬉しいし、ありがとう〜と思う。

相変わらずやる前はドキドキするし、
わからないことも沢山あるけれど、3年目も
子供たちと楽しいダンスの時間をつくっていけたらと思います。



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みていること、そこにいること                 
私のワークショップに・・・参加者が全然いなかった頃から・・・
・・・今でもそう多くはないけど笑・・・毎回参加してくれているAちゃん。
ムービングアース仲間の娘さんでもあり、
今はもうムービングアースの仲間でもある?・・・そんな彼女。

お母さんが舞台復帰した数年前からのリハーサルのために
ムービングアースの稽古場に連れられてくるようになって、
稽古場で遊んだり、絵を描いてたり、宿題したり、寝てたり。
旅公演のときには一緒に旅をしたり。

しばらくして私が始めたワークショップにも参加してくれるようになって、
でも、それ以外でダンスをやったりしているわけではなく、
(ムービングアースの稽古は気が向いたときちょっとやったりしてたけど)

でもなんだろう・・・・・
ただそこにいて、宿題したりしているのに、
そこにいる、というだけで確実に彼女になにか伝わってる・・・

それを改めてすごく感じたのは1年前に私の自主公演に出てもらって
踊ってもらったときのこと。

無意識に、いや、多分無意識だからこそ、
大人になると難しくなってしまう、
なんともいえない「なにか」のところ・・・それをもう知っている。
知っているというか・・・・・知らずに、受取っている。

あるとき、これやってみて、と出した課題で
踊ってもらったときの、驚き。
うわっ、なんでこんな表現・・・
表現というか、間とか佇まいというか、ありかたというか・・・
なんでこんなにさらっと出来るんだ・・・?

さらにそれは子ども同士自然に伝播していく。
それは今年、八王子のワークショップですごく感じたこと。

参加してくれた子どもたちのほとんどが
私のワークショップ2年目、というのもあるかもしれないけれど、
彼女だけでなく、その子たちにもなにか、伝わっている・・・
そして、その子たちが踊ってくれることで、
今年初めて参加してくれた子も自然にそんな風に踊っていく・・・

彼女ももちろんだけれど、
でもそれだけじゃこうはならなくて、
それを自然に受取っている子たちがいて、踊ってくれて、

だからそれがふわ〜っとなんというか、・・・
まとめようとしてまとめているわけではないし、
多分、感情とかそういう部分では子どもたち同士の中にも
色々あるのだろうけれど、そういうことじゃなくて、
なんともいえないまとまり感の空気・・・みたいなものが
ふわ〜っと動いて、その中でちゃんと1人1人がたっていて、
1人1人が役割を担って、
踊りが、場が、生まれていくような。

そういうものは私の力だけでは絶対につくれない
(というか、私がなにかしたわけでは全然ない。)
なんかもう、いろいろものがふわ〜っとうわ〜っと・・・・・
(擬音語ばっかり・・・・・・)
で、生まれてくるのであって・・・・・・・


そんなことを感じていた最近、
あるお世話になっている方のお話で、
こどもはその場にいる、そこにいる、だけで、(遊んでいても)
今そこにおかれている場の中からなにかを受取っていく、
という話をされていて、
私が子どもたちといて感じたことを話したわけではなかったのですが、
そんな話をふっとされて、ああ、やっぱりそうなんだな〜と
しみじみ思いました。

でも、こういうお話も
自分がこうした経験をさせて頂いていなかったら、
聞いても通っていかなかったかもしれない。

そして、逆にいえば、
知らず知らずのうちに子どもたちはその場から
いろいろなものを受取ってしまっている、
ということでもあるのだなぁ・・・とも思う。


そして、そういうことに、ああ、そうか〜!・・・と思っても
それはけして答えではない。
じゃあどうしたらいいか、なんて答えがでるわけでは
全然ない。
それは子どもたちと出会って
向き合っていくしかないのだと思う。
(それでも、そうやって生きてきた先輩方からの
言葉はになにかを伝えてくださり、本当にありがたいと思う。)


でも、例えばクラスの中で
今日、踊れない!とか
今日、踊らない!とか・・・・・・
それで、ただ見ていた、とか、ただそこにいた、とか
そんな子がいても、それを受け入れられるというか、
待っていられるというか、・・・
それでいいよ!、と思えるというか・・・
それはそんなことを見せてもらっていたからで、
そんな経験をさせて頂いておいたからで、
それはありがたいことだな〜と思う。


そして、そんな子どもたちも大人になっていく。
今、自然にできていることが出来なくなっていくことも
あるかもしれない。忘れちゃうこともあるかもしれない。
それもまた、通る道なのだろう。
それでもきっと、子どものときに受取った「なにか」は
ちいさななにかの種になるのかもしれない。


きっとそうやって受け渡されあい、続いてきた「なにか」が
あるに違いない。



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ワークショップ発表会、終わりました!                 
八王子ワークショップ、発表会、無事、終了しました!

この春はワークショップを数々やらせていただきましたが、
ひとまずこれで一段落です。


子どもたちのもっている美しいもの、すごい力、
そして素直なダンスを改めて見させてもらった、
感じさせてもらった、素敵な時間でした。
そういう子どもたちのなんだかよくわからない力、
に実は大人ってけっこう救われているところがあるんじゃないかと思う。
少なくとも、私はそうです。

もちろん、たくさんの大人の方々にも助けていただいていることを
改めて感じました。

本当にありがとうございました。

八王子ワークショップで生まれた作品は
これはちょっともう一歩すすめたいな、と思えるような
なかなか素敵なものになったので、
ちょっと考えてみようと思っています。
ワークショップレポートはこちらで。→ひとつぶの種
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